「アルバイトの経験しかなくて、職務経歴書に書くことがない」
「卒業してから資格勉強のため一度も働いていないから、職務経歴書が書けない…」
「短期で数回仕事を変えているのって、職務経歴書に書いたら不利になるんじゃ…」
既卒で就活をしている方は、上記のような職務経歴書の書き方で悩んでいませんか?

いざ就活を行う時に初めて職務経歴書というものがあると知って焦りました。何も書くことがないと思ったからです。
確かに、中途採用で社会人経験がない事はネガティブな印象をもたれるケースも少なくありません。
しかし昨今は、「まず会ってみる」と面接を重視する企業も増えています。
輝かしい職務経歴書でなくとも、書き方を工夫し、しっかりと自己PRできればチャンスはあるのです。

履歴書の書き方が分からない方は、ニートの履歴書の書き方と例文 空白期間に言い訳は必要なし。を参考にされて下さい。
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ニート・フリーターの履歴書の書き方
「社会経験がないので履歴書に書くことがない…」 「空白期間を、どうやって言い訳すればいいか分からない」 私は既卒で就職活動をしましたが、始めに困ったのが履歴書でした。 「就活に履歴書はと ...
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職歴なしでも職務経歴書は提出しよう


職務経歴書は「正社員経験でなくてはいけない」というルールはありません。基本は自由です。
派遣社員やアルバイトも立派な職歴です。そこで培った能力や経験をアピールしましょう。
派遣社員やアルバイト経験もない人は、志望動機や自己PRに特化した職務経歴書を作成します。
そもそも応募書類を提出する目的は、「面接の機会を獲得すること」です。
そのために採用担当者に「会ってみたい」と思わせる書類を作成しなければいけません。
採用担当者は、まず書類からあなたがどのような人物か・どのような能力を持っているかを想像します。
書類は自分自身をプレゼンテーションするツールです。
自己PRのチャンスだと思い、熱意溢れる職務経歴書を作成しましょう。
ポイント
職務経歴書に書く内容
「アルバイト経験をアピールする」
「履歴書に書ききれなかった自己PRや志望動機を書く」など
まずは企業のニーズをしっかりと理解しましょう。
必要とされている能力を確認したら、それに合わせて自分が活かせる職務経験をアピールします。
その後に自己PRを書きましょう。こちらもニーズに合わせてPRできる経験を書きます。
アルバイトの経験、資格取得など勉強経験、留学・部活動・ボランティアの経験など。
能力に合ったものならなんでも構いませんが、基本は直近の経験で書きましょう。
志望動機は履歴書に書いてあれば省いて構いません。
職務経歴書の様式
用紙はA4サイズ。店で購入かテンプレートをダウンロード
職務経歴書はA4サイズ1~2枚で書きましょう。
入手方法は『店で購入』『手作り』『ダウンロード』などがあります。
自分が書きやすいものを選びましょう。
一般的に販売されているものでも書きにくいな…と感じれば、手作りでも問題ありません。
指定がなければPCでも手書きでも問題なし
まずは提出先の企業に確認してください。「手書きが当たり前だ」という企業も存在します。
特に指定がなければ、PCで作成しても問題ありません。
それと基本的なことですが、誤字・脱字には注意してください。
それだけでマイナスイメージを持たれます。読む相手への気遣いを忘れないでくださいね。
職歴なしの職務経歴書の書き方
職務経歴書は『年代式』『逆年代式』『職能別』の3種類

【年代式(編年体式)】
初めての仕事から現在まで、年代を追って記載する方法です。最も一般的な書き方です。職歴が短い人や転職歴が少ない人に向いています。
【逆年代式(逆編年体式)】
現在から過去に遡り記載する方法です。直近の職務経験や能力を強調するのに適しています。
【職能別(キャリア式)】
経験した職種毎に分けて記載する方法です。転職歴の多い人や様々な業務を担当していた人に向いています。
『職務要約』→『職務経歴』→『取得資格』→『自己PR・志望動機』の順

基本構成
①職務要約(今までの職歴を3~5行程度で簡潔に記入、箇条書きでも可)
②職務経歴(在籍期間・企業名・雇用形態・業務内容・実績を記入)
③取得資格(取得年月日・正式名称を記入)
④自己PR・志望動機等
どのパターンにも共通して言えますが、重要なのは①職務要約です。
これは職務経歴を読ませるためのリード文なので、ここで採用担当者に興味を持ってもらう必要があります。
ここに企業のニーズに合致した経験や能力が記載してあれば、最後まで読んでもらえる可能性はぐっと上がるでしょう。
職務経歴もアルバイト経験もなしの場合の書き方
職歴が全くない場合、①は「略歴」として②以降は上記と同じ構成で書きます。
基本的に空白期間の説明を書く必要はありませんが、アピールできるような活動内容であれば説明しましょう。
例えば、「卒業後は公務員を目指し資格勉強をしていました」「海外ボランティアをしていました」などです。
②職務経歴は、「※職務経歴なし」と記載します。
④自己PR・志望動機では、①でアピールした経験や活動を元に自分の長所や入社後企業に役立つ知識として関連付けて書いていきましょう。
例えば、「資格勉強を続けることによって、諦めないで努力を重ねることの大切さや初めにプランを立てて実行する計画性の重要さに気づくことができました。」
「海外ボランティアを通して、環境が整っていない国の人たちの支援に行ったはずが逆に元気や勇気をもらうことが多かったです。自分の未熟さに気づき、これまでの人生観を見つめなおすことができました。」などです。
悪い職務要約の例文・良い職務要約の例文
前述したように、企業のニーズに合っていなければ素晴らしい経験でも意味がありません。
企業に求められる能力と自分の能力がマッチしていることが伝わる内容を具体的に書きます。
ただし、「携わった」「所属していた」などただ関わったことをアピールしても無意味です。
「○○な努力をして、××な成果を出した」と自分がどのように貢献できるのかが伝わるように書きましょう。
【悪い<職務要約>の例文】
大学卒業後、株式会社〇×でアルバイトを5年しています。
販売・接客をメインに行い、お客様に素早い声掛けをすることを心がけています。
お客様一人一人を大切にする姿勢で行動し、現在はリピーターを増やすことに注力しています。
NGポイント
「どのような仕事をしたのか」「何ができるのか」すべて抽象的でわかりにくいです。
心がけややる気などのPRもここでは必要ありません。スキルについてのアピールが弱く、文章からあまり期待が持てません。
職務要約を読んだだけで、採用担当者がイメージできるような文章を目指しましょう。
【良い<職務要約>の例文】
大学卒業後、株式会社〇×(アパレルメーカー)で販売スタッフを5年経験しています。
接客・販売・在庫管理・レジ締め・商品の陳列・レイアウト等行っていました。
4年目からはバイトリーダーとして新人教育に尽力しています。
OKポイント
販売職として、必要なスキルを積んでいることがわかります。
また、企業が「新人教育できるレベル」の人材を求めていれば、魅力的に感じるでしょう。
雇用形態がアルバイトであることは、②職務経歴で記載すれば問題ありません。
悪い自己PRの例文・良い自己PRの例文
【悪い<自己PR>の例文】
飲食店でバイトリーダーをしていました。皆が気持ちよく仕事ができるような環境作りに力を入れました。
学生時代にも部活動でキャプテンを経験していますので、リーダーシップには自信があります。
今までも様々な改善提案をし、職場の雰囲気を変えてきました。
入社できた際には、この経験を活かして周囲の意見をまとめ、御社に貢献していきたいです。
NGポイント
「環境整備に力を入れた」「キャプテンを経験」だけでは、どのような工夫・経験をし何を得たのかわかりません。
経験を語る場合は、それが「今後どのような形で仕事に生かされるのか」までアピールする必要があります。
【良い<自己PR>の例文】
学生時代にはラグビー部でキャプテンをし、異なる意見を一つにまとめる立場を経験してきました。
現在は飲食店でバイトリーダーとして、アルバイト10名の管理をしています。
以前はホールとキッチンの仲が悪く雰囲気の悪い職場でしたが、職場環境改善のため週1で全員との個別面談を実施しました。
「どの料理がどれくらいの時間で提供できるかわからない。」「ホールの動きが読めない。」
上記問題があったため、メニューや仕事内容の勉強会を企画・開催し、互いの理解を深め、役割分担を明確にしました。
その結果、ホールとキッチンの連携の悪さを解消でき、今までの半分の時間で料理提供ができるようになりました。
個別面談は今でも続けており、店長と随時改善を行っています。
今期売上では、中部地区第一位をとることもできました。
これからもお客様と一緒に働く仲間のために、一人一人と向き合う姿勢で何事も取り組みます。
OKポイント
どのような工夫をし、成果を出したか具体的であり、経験が今後も生きるイメージができます。
短期職歴も記入しよう!経歴詐称は絶対NG


「口頭で説明する」という方法もありますが、企業によっては不信感を抱く可能性もあります。
長々と書く必要はなので、短く記載し、他のアピールしたい点に力を入れて書きましょう。


保有していない資格を記入し、入社後に手当をもらった場合は会社に訴えられることも充分あり得ます。
「少しくらいいいか」と考えず、基本的には正直に書きましょう。
フリーターやニートが職務経歴書を活かすために

企業の求める能力を正しく理解し、それに合った内容で書類を作ることが最も大事です。事前に会社理念や求める人材をきちんと調べましょう。
自分は短期職歴しかない、正社員経験がないからPRできる点がないと不安に思う方も多いでしょう。
しかし、単純な経験だけじゃない、あなた自身を評価してくれる企業もあります。
そんな企業が求めるのは、やる気や人間力があり、長く勤続してもらえる人材。
積極性や忍耐力、人とのコミュニケーション能力などをPRすることが効果的です。履歴書に記入したことを繰り返すのではなく、別の一面を書いていきましょう。
職務経歴書は自分自身のプレゼンテーション資料だと思って書いてください。