既卒の場合、面接でどのように自己紹介すればいい分からない
職歴がない場合は面接で何を聞かれるか知りたい。
空白期間を突っ込まれた時の答え方を知りたい。
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特に面接ではどのような質問をされるのか、空白期間について言い訳した方がいいのか心配になる方も多いでしょう。
でも大丈夫です。
面接で質問される内容というのは、ほとんどは型があるもの。
予め準備しておけばほとんどの回答は答えられるようになります。
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面接の際の心得
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①結論から話す
質問に対し、まずは『結論から話す』ようにしましょう。その次に理由を説明します。
相手が聞きやすい話し方を心がけましょう。
②質問の意図を的確に捉え、端的にまとめて回答しましょう。
アピールしたいあまりに、聞いていないことまで長々話す方がいらっしゃいますが、完全に逆効果です。
面接は一方的に思いを伝える場ではありません。面接では聞き上手になることも大事なのです。
テンポのよいコミュニケーションがとれるよう、1分程度で話せるように練習しておきましょう。
③好感を持てる話し方をすること
能力だけでなく、「仲間として迎えたい」と思ってもらえることが重要だということを忘れずに。
きちんと回答できても、視線が合わない・俯いていては面接官に思いは伝わりません。
好印象を持ってもらえるよう、視線・態度・表情にも気を付けてください。
面接での質問代表例と回答例文
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面接官が知りたいのは、「あなたの本質(能力・意欲)」だからです。そこは変わりません。
ただし、既卒の場合、学校を卒業してから就職までの空白期間について聞かれることが多いでしょう。
面接官は、その空白期間に『あなたが何を考え、何をしていたか』という事実を知りたいのです。
その理由に納得できれば、採用は決まります。既卒は決して不利ではありません。
自分の考えをしっかりとまとめ、自信をもって話せるようにしておきましょう!
それでは面接での質問代表例と回答例文を順に見ていきましょう。
「自己紹介をしてください」
ポイント
自己紹介のポイントは、「応募企業の求める能力に合わせ、自分の活かせる経験をアピールする」ことです。
長々と話しても印象に残りにくいので、1~2分程度で簡潔に伝えましょう。
基本的な流れは、「名乗る」→「最終学歴」→(職歴があれば「社名・仕事内容」)→「PRポイント+具体例」です。
職歴がない場合は、空白期間にしていたことでも構いません。
空白期間が短い場合は、学生時代に頑張ったことでもよいでしょう。
下記は「営業職(新規開拓)への求人」に対しての一例です。
例文
〇×大学卒業後、飲食店でのアルバイトをしていました。
大学1年から現在までの6年間継続しています。私はこの経験から、『折れないメンタル』を身につけました。
勤め先の飲食店では、店長以外の従業員は自分しかいません。
しかし、同時に他人のせいにする自分の甘さも痛感しました。
自分に負けたくないと強く思い、やれることからやろう!と積極的に何でも取り組みました。
その結果、今では店長代理として扱われています。新メニュー考案やお金関係までまかせてもらい、信頼をいただいています。
この折れないメンタルを活かして、御社の新規開拓に貢献できればと思います。
本日はよろしくお願いいたします。
「志望動機を教えてください」
ポイント
他社ではなく、なぜ当社なのかを確認する質問です。
どこでも通用する回答ではなく、その企業にあった回答を必ず用意してください。
企業としては「応募してくる以上、事前に企業研究をすることは当然」だと思っています。
「まずは話を聞いてみよう」という気持ちで応募することもあると思いますが、面接が決まったら必ず企業研究をしてください。
「志望動機がよくわからない」「当社でなくてもよいのでは」等で不採用になる可能性は十分あります。
「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」「なぜこの職種を希望するのか」を伝え、過去の経験やスキルが活かせることをアピールしましょう。
例文
今までお客様の満足と店の利益のバランスを考え、いくつも改善提案をして両者に喜んでいただきました。
御社は若手の斬新なアイデアを多く取り入れ、数年で業績を3倍まで上げたと聞きました。
若手のチャレンジ精神を大切にされる御社なら、他社より早い段階で自分が成長できる環境があると感じ、志望いたしました。
私も様々なことにチャレンジし、一日でも早く戦力になれるよう努めます。
「今後のキャリアプランをお聞かせください」
ポイント
あなたが抱くイメージと実際の業務にギャップがないかを確認する質問です。
企業研究がおろそかになっているとここでズレが生じます。会社の方向性をふまえ、志望動機の延長線上で考えましょう。
例文
未経験ということで、商品知識や組織理解など営業の前に覚えることが多くあると思います。
まずはすぐにそれらを理解できるようつとめます。
様々な部署の方・上司や同僚・お客様の意見を聞き、知識を増やし現場経験を積んでいきます。
そして、3年以内に新規開拓数でナンバーワンをとりたいです。
5年後には、私も社内で商品開発アイデアが出せるまでに成長し、御社に貢献したいと考えています。
「長所・得意なことを教えてください」
ポイント
きちんと自己理解ができているか・仕事上で自分の長所をどう活かすのかを確認する質問です。
聞き手が明確にイメージ出来るよう具体的に話すことがポイントです。
業務に関係のある内容で実例を交えて示しましょう。
例文
私の長所は、「継続力があること」です。一度やると決めたら、とことん続けます。
飲食店アルバイトを6年間、プライベートでは小学生4年生から現在まで15年間野球を続けています。
どちらも辞めたいと思ったことはありますが、「負けるか」と自分に言い聞かせて、立ち上がってきました。
アルバイトも野球も、人一倍練習と反省を繰り返してきました。
その結果、アルバイトでは店長代理、中学・高校野球部ではキャプテンをまかされました。
どんなに苦しい状況でも物事を継続できる強い精神力は、御社の新規開拓でお役に立てると感じています。
「短所・不得意なことを教えてください」
ポイント
長所と同様、自己理解ができているか。そして、自分の短所をどう補おうとしているのかを確認する質問です。
注意すべき点は、「心掛けています」「意識しています」という表現で答えない、ということです。
必ず具体的な改善案を答えてください。
例文
短所は、自己主張が強いところです。
以前しつこく営業をした結果、お客様から上司に苦情が入り、怒られた経験があります。
自分の意見を押し付けすぎて、相手の気持ちを考えていなかったのだと猛省しました。
今は、相手が正直な気持ちを話せるような時間を必ずとるようにしています。
今後も相手の表情をよく見て、気持ちを受け取ってから発言・行動をしていきたいと思っております。
既卒が受ける質問代表例と回答例文
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「なぜ既卒になったのですか」
ポイント
この回答は大きくわけると「就職活動に失敗した」と「(あえて)就職活動をしなかった」の2択でしょう。
前者の場合、話すことを不安に思うかもしれませんが、正直に伝えましょう。適当な理由をつけても見抜かれます。
当時の自分を受け止め、反省点・改善点などをきちんと説明できれば、面接官は納得します。
後者の場合、理由は様々だと思いますが、資格取得の勉強や語学留学等アピールできる話であれば伝えましょう。
もし特別な理由がなく答えづらい場合でも、嘘だけはつかないようにしてください。
例文
新卒時はやりたいことが決まらず、ほぼ就職活動をしていませんでした。
「アルバイトが忙しい」と言い訳して、自分の将来を真剣に考えていなかったことを反省しています。
しかし、今はアルバイトの経験を通して、「食を通じて社会貢献したい」と目標を持っています。
現在は食品業界への就職を希望し、活動をしております。
「空白期間について教えてください」
ポイント
ほぼ間違いなく聞かれます。上記質問と同様、答えづらい場合でも嘘はつかないでください。
また、どのような理由でも、「就職について今は前向きである」姿勢は一言伝えましょう。
例文
卒業後はプロの歌手を目指して活動をしていました。
生活のためにもアルバイトと並行しながら、2年で芽が出なければ諦めると決め、必死に頑張りました。
自分なりにやり切りましたので、プロへの未練はありません。
道は違いますが、これからも「人を笑顔にする」ことでやりがいや喜びを感じたいと考えています。
そのような理由から、現在は直接お客様と接することができる接客業を希望しています。
「就職しようと思った理由について教えてください」
ポイント
企業は、働くことについて前向きな人材をとりたいと考えています。
「生活のために仕方がないから…」という方と、「自分を成長させたいから」という方。
一体どちらを採用したいと思いますか?当然、後者の方が入社後の活躍を期待できると感じるでしょう。
就職して何を叶えたいのか?どうしてそれが当社なのか?志望動機に繋がる前向きな理由を伝えましょう。
例文
やりたいことが決まらず、大学卒業後もアルバイトで接客業をしていました。
一通りのことができるようになりましたが、このままでは何も変わらないことに気づきました。
現在は、厳しい環境に身を置き、もっと自分を成長させたいと真剣に考えています。
大学で学んだWEB知識を深め、自分のアイデアを形にできるデザイナーの仕事を希望しています。
御社は、未経験でもチャレンジ精神や柔軟なアイデアを大切にされると伺いました。
私の仕事への熱意は、御社とマッチしていると感じます。一日でも早く戦力になれるよう努めます。
面接での意外な質問例と回答例文
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「誰かに叱られた時のことを話してください」
ポイント
他者からの批判を受け入れることができるかを確認する質問です。
社会に出れば必ず叱られることがあります。自信を折られることもあるでしょう。
しかし、自分の非を認めることができなければ、組織では生きていけません。
嘘をつく必要はありませんが、答え方によっては印象を大きく変えてしまいます。
謙虚な姿勢があることを示しましょう。
例文
一番最近では、アルバイトで「今日お前の接客は最低だ」と店長から叱られました。
自分が早く帰るために閉店作業を優先し、お客様を無視していたことを指摘されました。
確かに、お客様のお水がない・ペーパーの補充が足りていないことも確認せず、自分が帰るための作業ばかりしていました。
おっしゃる通り、振り返ると最低だったと反省し、店長に謝罪しました。
怒鳴られたのでとてもショックでしたが、わざわざ指摘してくれたことに感謝しています。
それ以降は、お客様が最後まで快適に過ごせることを常に最優先して行動しています。
様々な回答例を紹介しましたが、「これが正解」ではありません。
大切なのは、「応募企業のニーズを捉え、自分ができることを最大限アピールする」ということです。
あなたを評価してくれる会社は必ず存在します。出会えるまで頑張ってください。
納得のいく就職ができるよう、応援しています!